2010年11月22日月曜日

神戸・元町映画館で公開中です!

ただいま、神戸元町映画館で公開中です。
一週間の興行、近隣の方、どうぞ映画館でご覧下さい。
よろしくお願いします。

http://www.motoei.com/schedule.htm

2010年10月25日月曜日

11月、名古屋シネマテークで上映です!

11/13(土)、14(日)、19(金)の三日間、20:15より
名古屋シネマテークで上映いたします。


 http://cineaste.jp 


名古屋近郊の皆様、よろしくお願いします!

2010年8月23日月曜日

東京上映、最終日まで残りわずか




『石井輝男映画魂』の上映、東京ではのこり僅かな日程(9/3金曜日まで)となりました。
イベントごとに、何度も足を運んでくださったお客様も沢山いらっしゃいました。
まだご覧いただいていないお客様、スケジュールの調整をしないと、見逃してしまいますよ!


急遽、最終日には、石井輝男監督をよく知るこの写真の二人、
左かから杉作J太郎さんとダーティ工藤監督のトークショーを行うこととなりました!

フィナーレを、みんなで大いに盛り上がりましょう!


大阪も9/10まで、こちらも残り僅かですね。
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/terruo_isii/terruo_top.html
どうぞよろしくお願いします。

2010年8月22日日曜日

吉田輝雄さんのトークショー

右から吉田輝雄さん、杉作J太郎さん


只今シネマヴェーラ渋谷にて開催中の「石井輝男 怒涛の30本勝負!!」。
本日8/22(日)は、吉田輝雄さんと杉作J太郎さんのトークショーが行われました。

石井輝男監督との思い出話を語る吉田輝雄さん。

吉田輝雄さん、石井輝男監督の異常性愛路線作品に出演していると、あまりの異常ぶりに当時のファン方に誤解を招いていたそうで、ファンの方にはずっと申し訳ないと思ってらっしゃったそうです。
しかし、時を経て今思うことは、
「沢山監督はいますが、石井輝男監督のようなタイプの監督は、後世にずっと名が残る監督でしょうね。
 そして僕もその中の作品で残っていると思うと嬉しいです」
と、仰ってました。

吉田輝雄さん、とってもダンディ。カッコいいですね!


超満席の会場、沢山のお越しありがとうございました。


現在大阪在住の吉田輝雄さん。
めったにお目にかかれないだけあって、場内はファンで埋め尽くされました!
会場からの質問も沢山受け付けて下さいました。
中でも、最近の吉田さんのご興味あることは?という質問に対し、
「健康ですね。毎日腹筋50回、野菜中心の生活をして、お腹だけは出さないように努力しています」
「音楽は、最近の若者のポップミュージックをよく聴き、着信音は毎月、人ごとに変えてます!」
「今日、歌でも披露できたらしたかったですね」
と、とってもおちゃめな一面も見せてくださり、とても嬉しかったです。



楽屋・関係者と。お疲れ様でした!

また石井輝男監督の没後10周年の際には、とってもダンティーな吉田輝雄さんの歌を是非ご披露して頂きたいですね!

本日はみなさま、暑い中お越し下さいましてありがとうございました!


2010年8月19日木曜日

8/14 本田隆一監督、原口智生監督来場!


左から本田隆一監督、原口智生監督、ダーティ工藤監督

左から本田隆一監督、ダーティ工藤監督、岩井澤健治さん、原口智生監督


先日のトークショーの様子をお伝えします。

8/14(土)は、後年の石井輝男監督の作品に携わった原口智生監督、本田隆一監督にお越し頂きました。
原口監督は、石井輝男監督の異様な世界観を表現するのに欠かせない「特殊造形」のスタッフで、石井監督とのやりとりの中で、様々なご苦労もされたとお聞きしましたが、「おちゃめな方でした」と、感慨深くおっしゃってました。

本田監督は大学時代に京都みなみ会館で行われた石井輝男特集で『直撃!地獄拳』『恐怖奇形人間』を観て以来の大の石井輝男ファンだそうです。
大好きな監督のそばで仕事ができ、監督から教わったことを、今のご自身の仕事で発揮していらっしゃる本田監督は、いわば理想型だなぁと感じました。

そして会場には、石井輝男監督がガンで入院生活を送っていた時、ずっと最後まで看病した若きスタッフの岩井澤さんもお越しくださってました。
彼が書いた石井輝男闘病日誌は、「続石井輝男映画魂」に掲載しています。
それを読んだ原口さん、
「石井監督は極端に人間関係が下手な方だったが、結果として自分を含めた若き映画スタッフはこうして育てあげたんだなぁと、これを読んでいて色々思い返しました」
と、またまた感慨深くおっしゃって、最後に、
「石井監督が人一倍映画に対する思いが強い方だった」
と、石井輝男監督への想いを吐露されていました。

一人の映画監督が与えた影響は、亡くなった今もこうして後輩へ引き継がれていくのだなぁと、その形を見せて頂いた貴重なトークショーでした。



そしていよいよ、8/22(日)は、石井作品の看板俳優・吉田輝雄さんの登場です!
お相手は杉作J太郎さん、楽しいトークショーになること、間違いなしです!

日時:8月22日(日)12:45~
ゲスト:吉田輝雄氏(俳優)
杉作J太郎氏(監督・作家)
場所:シネマヴェーラ渋谷

ユーロスペースの『石井輝男映画魂』、シネマヴェーラの石井輝男監督特集の上映日程は、折り返し地点を過ぎ、残りあと僅かとなってきました。
是非ともスクリーンで、迫力のある石井輝男監督作品を観て、石井輝男監督のことをより知ってもらうためにドキュメンタリーも観て頂き、石井ワールドへどっぷりと浸かって楽しい夏の終わりにして頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いします!

2010年8月17日火曜日

シネ・ヌーヴォ大阪で上映中!






先日より、シネ・ヌーヴォ(大阪)での公開が始まりました!
初日は東京から、ダーティ工藤監督がかけつけ、トークショーを行ないました。




ダーディ工藤監督より


シネ・ヌーヴォには初めて来たのだが、手作り感あふれる小粋な小屋だし、スタッフもみなさん熱心で親切で、この映画を上映するにはふさわしい場所に思われた。 
東京にはない親近感があり、いつもは無口な俺もついつい饒舌になってしまいました(笑)。 
終了後のサイン会も予想以上の盛況で、東京から来たかいがありました。
関西方面の石井輝男ファンの方々がわざわざかけつけてくれたのに感謝です! 」




特集は始まったばかりですが、気づいたらあっという間に終わってしまいます。
「見逃してしまった!」と後で後悔のないように、
是非予定に入れて頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いします。


『石井輝男映画魂』公開記念  石井輝男の世界@シネ・ヌーヴォ
期間:8/14(土)~9/10(金)




2010年8月13日金曜日

8/14のトークショーと大阪上映!


↑左から原口智生さん、本田隆一さん、ダーティ工藤監督

8/12、石井輝男監督の命日に行ったトークショーお集まりいただきました皆様、ありがとうございました。
杉作J太郎さんとダーティ工藤監督のトークショーはおかげさまで、爆笑・唖然の内容でまたまた物足りないくらいでしたが、
8/14(土)は、「鼎談・石井輝男の現場!」
ということで、原口智生さん(特殊造形)×本田隆一さん(映画監督)×ダーティ工藤監督で、さらに新たな証言も聞きだせることとおもいますので、ファンの皆様、是非お越しいただければと思います。


また、8/14(土)は、シネ・ヌーヴォー(大阪)で特集上映が始まります!



『石井輝男映画魂』公開記念  石井輝男の世界@シネ・ヌーヴォ
期間:8/14(土)~9/10(金)

注目!
フリーパスご購入の方に、「つげ忠男オリジナルポストカード」6枚セットをプレゼント
(先着15名様限定)

トークショー
8/15(日)18:45 
ダーティ工藤監督(『石井輝男映画魂』監督) 上映前

関西圏の皆様、お待たせいたしました。
いよいよ始まりますのでお越しください!
宜しくお願いいたします。

2010年8月11日水曜日

8/12は命日・トークショー




8/12は、石井輝男監督の命日です。

没後早5年経った今でも、石井輝男監督の驚きの逸話は語り継がれています。
それは伝説と化し、これから先の時代もまた新たな世代のファンへ、影響を与え続けていくことでしょう。
明日の命日は、石井監督と同じ時を過ごしたダーティ工藤監督と、杉作J太郎さんにゲストでお越しいただき、思い出話を大いに語って頂きます。

初日のトークにも杉作J太郎さんに来ていただき、とても濃い内容のトークショーになりました。
濃すぎてあっという間に時間が立ってしまい、物足りなかったので、明日はその続きの、さらに濃いお話を伺っていければと思います。
一度おこしくださったファンの方も、是非お越しください!


また、今後多分二度と映画館ではかからない石井輝男監督の秘蔵映像の上映もあります。
来た人だけが知ることができる、石井輝男監督の秘密の一面を、是非ご覧頂ければと思っております。

8/12の夜9:05~、ユーロスペース(渋谷)に集合し、みんなで石井輝男監督を偲びましょう。

よろしくお願い致します!

2010年8月8日日曜日

初日トークショー 杉作J太郎さん×ダーティ工藤監督

↑右から岡田博、瀬戸恒雄さん、ダーティ工藤監督、杉作J太郎さん、下村健さん


↑右から杉作J太郎さん、ダーティ工藤監督、瀬戸恒雄さん



↑右からダーティ工藤、杉作J太郎さんの濃いトーク中!

仲良し。



本日、無事初日を終えることができました。
ご来場下さいましたお客様、本当にありがとうございました!

初日トークショーのゲストは杉作J太郎さん。
ダーティ工藤監督とは、石井輝男監督の企画した新人オーディションを手伝わされた際、一緒に色々とかなりのご苦労をされたようです。
その頃の思い出話や、石井輝男監督のと〜っても厳しい演技指導や人間関係ことなどなど、とても初日とは思えないくらいディープな石井輝男伝説を語って頂きました。
(すみません、内容を書きたいのですが、ちょっと自主規制します!)

アッという間すぎて、物足りないくらいのトークショーでしたので、
急遽、石井輝男監督の命日、8/12(木)にも、J太郎さんに来ていただき、続きのトークを行って頂くことになりました!

さらに、12日には、誰も知らない石井輝男監督の超秘蔵映像♡の上映もあります!
と〜っても濃すぎる夜になること、間違いなし!

「石井輝男監督のような類稀な監督は、もう出てこないのでしょう……。」
石井輝男監督をよく知るお二人から出た、その言葉が心に残りました。

次の時代の人にこそ観て欲しい、そんな映画です。
是非×2お越し下さい!!




2010年8月5日木曜日

続石井輝男映画魂 




いよいよ今週末の8/7(土)より、『石井輝男映画魂』、公開です!

初日は、杉作J太郎氏×ダーティ工藤監督のトークショーを上映前に行います。

また、『石井輝男映画魂』の公開に合わせて、

「続石井輝男映画」をワイズ出版より刊行いたします。

7日の初日より、ユーロスペース渋谷にて先行発売です。

全国販売は8/13(金)の予定です。




↑目次です。中身は買って見てくださいね~!



是非初日に来ていただき、いち早く読んでいただければと思います。

よろしくお願いします!

2010年8月2日月曜日

賀川ゆき絵さんのトークショー@シネマヴェーラ渋谷


賀川ゆき絵さん

ダーティ工藤







7/31(土)より、シネマヴェーラ渋谷にて「石井輝男 怒涛の30本勝負!!」が始まりました。

初日イベントでは、石井輝男監督作品の女神・女優の賀川ゆき絵さんと、『石井輝男映画魂』の監督・ダーティ工藤によるトークショーが行われました。


入社は大映で、市川雷蔵さんに可愛がられたことや、川津祐介さんに「賀川雪絵」と名付けられたこと、


石井監督とのエピソードでは、一番最初に関わった作品『徳川女系図』で、フンドシ姿になるのが嫌で、一日中泣いて撮影をストップさせてしまったのに、なぜか石井監督に気に入られ、次からもお呼びがかかったこと、

『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』で阿部定さんを演じたのが21歳で、監督は「思い切り好きなようにやりなさい」と指示されたが、1つだけお酒の呑み方が分からないことは、監督に指導してもらったこと、

『温泉あんま芸者』で、素人エキストラにめちゃくちゃに襲われそうになった時、どんでもない!と身を守るために逆につっかかって行った様子を、石井監督は止めずにずっとカメラを回してみていたこと、

『ポルノ時代劇 忘八武士道』のオファーがきていたのに、賀川さんの知らない所でスケジュール調整され断わることになり、それ以来、石井輝男監督からお呼びがかからなくなり、後で「賀川さんが断った」という誤解が生まれていることを知り、とっても残念に思ったこと、

などなど、まだまだ聴き足りない、あっという間の楽しい40分間トークショーでした。


スレンダーで、当時の雰囲気と変わらない賀川ゆき絵さん、楽しい時間をありがとうございました!



賀川ゆき絵さんの出演してる石井輝男監督作品

・徳川女系図(1968)
・温泉あんま芸者(1968)
・徳川女刑罰史(1968)
・残酷異常虐待物語 元禄女系図(1969)
・異常性愛記録 ハレンチ(1969)
・徳川いれずみ師 責め地獄(1969)
・やくざ刑罰史 私刑(1969)
・明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史(1969)
・江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969)
・殺し屋人別帳(1970)
・監獄人別帳(1970)



2010年7月26日月曜日

『石井輝男映画魂』公開記念  石井輝男の世界@シネ・ヌーヴォ





『石井輝男映画魂』公開記念  石井輝男の世界@シネ・ヌーヴォ


注目!
フリーパスご購入の方に、「つげ忠男オリジナルポストカード」6枚セットをプレゼント
(先着15名様限定)



期間:8/14(土)~9/10(金)

トークショー
8/15(日)18:45 ダーティ工藤監督(『石井輝男映画魂』監督) 上映前


オールナイト開催
8/28(土)20:30~
詳細はシネ・ヌーヴォまで

2010年7月12日月曜日

シネマヴェーラ渋谷のHPに









シネマヴェーラ渋谷で7/31(土)~の「石井輝男 怒涛の30本勝負!!」の情報が掲載されています!


石井輝男 怒涛の30本勝負!!
http://www.cinemavera.com/schedule.html


チラシも出来上がり、都内各所で配布中。
みかけたら、お手にとってご覧下さい!

2010年6月29日火曜日

イベント情報


8/7(土)~
石井輝男映画魂@ユーロスペース
●イベントあります!!(すべて上映前)

8/7(土)初日トーク
杉作J太郎さん(映画監督)×ダーティ工藤監督



8/12(木)命日に捧げる
石井輝男カメオ出演 未公開マル秘ビデオ上映&ダーティ工藤監督トーク



8/14(土)鼎談・石井輝男の現場!
原口智生さん(特殊造形)×本田隆一さん(映画監督)×ダーティ工藤監督






7/31(土)〜9/3(金)
『石井輝男映画魂』公開記念 
石井輝男・怒涛の30本勝負!@シネマヴェーラ渋谷
新東宝、東映、松竹、日活、独立プロ、全ての時代を網羅して、30作品上映


7/31(土
トーク 賀川ゆき絵さん(女優)×ダーティ工藤監督



8/22(日)
トーク 吉田輝雄さん(俳優)×杉作J太郎さん(映画監督)





2010年6月24日木曜日

石井輝男復活祭上映作品訂正


~石井輝男復活祭~
『石井輝男・怒涛の30本勝負!』 の上映作に一部訂正が出ました。


大脱獄 → 地獄

盲獣VS一寸法師 → ねじ式

よろしくお願いします。

2010年6月21日月曜日

初日

「石井輝男映画魂」
初日は8/7(土)に決定しました。
レイトショーで時間はまだ未定です。
またお知らせします。

2010年6月7日月曜日

『石井輝男復活祭』残り2作は

7/31スタートの 『石井輝男復活祭』  @ シネマヴェーラ渋谷

先日お伝えしました30本のうちの28本、残りの2本が決定いたしました。



29 猛吹雪の死闘

30 地獄


以上です!

2010年6月1日火曜日

『石井輝男復活祭』 気になるプログラムは…

7/31スタートの 『石井輝男復活祭』  @ シネマヴェーラ渋谷

怒涛の30本!一挙公開ですが、
今日現在決定しているのは、まだ以下の28本です。

全部揃ってはないですが、6月のトップニュースとして一足お先にお知らせします!




1 鋼鉄の巨人 

2 続鋼鉄の巨人

3 肉体女優殺し 五人の犯罪者 

4 天城心中 天国に結ぶ恋 

5 白線秘密地帯 

6 女王蜂の怒り 

7 黒線地帯 

8 黄線地帯  

9 女王蜂と大学の竜 

10 セクシー地帯  

11 黄色い風土  

12 いれずみ突撃隊 

13 徳川女系図 

14 温泉あんま芸者 

15 徳川女刑罰史 

16 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 

17 異常性愛記録 ハンレチ 

18 徳川いれずみ師 責め地獄 

19 明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史 

20 やさぐれ姐御伝  総括リンチ

21 キンキンのルンペン大将

22 昇り竜  鉄火肌

23 日本ゼロ地帯 夜を狙え

24 神火101 殺しの用心棒

25 大悪党作戦

26 つげ義春ワールド ゲンセンカン主人 

27 ねじ式 

28 無頼平野




残り2本は果たしてどの作品になるか?
乞うご期待…

2010年5月22日土曜日

石井輝男映画魂のチラシ





画像をクリックすると大きく表示されますので、ご覧ください。

2010年5月6日木曜日

『石井輝男復活祭』7/31(土)~決定!

7/31(土)より、

『石井輝男復活祭』

シネマヴェーラ渋谷にて開催です!

久々の全30本の大企画です。

プログラムなど詳細はまだ未定ですが、決まり次第お知らせします!

2010年4月23日金曜日

書籍 『続・石井輝男映画魂』、出ます!

8月公開映画『石井輝男映画魂』の上映に合わせて、

只今、『続・石井輝男映画魂』(書籍)の刊行準備を進めています!


気になる内容は、『ゲンセンカン主人』以降の作品を網羅、

豊富なスチール、スナップ掲載、作品についての石井輝男監督の言葉、「石井輝男映画論」等……


お楽しみに!

2010年3月29日月曜日

岡田博


岡田博(おかだ ひろし)

出版編集人、映画プロデューサー。
1949年1月19日福岡県北九州生まれ。
1989年、ワイズ出版創立。
石井輝男映画魂』『市川崑の映画たち』『沢島忠全仕事』『映画監督深作欣二』『映画の呼吸 澤井信一郎の映画作法』など、日本映画監督の本を多く出版。
その傍ら『無頼平野』『蒸発旅日記『美代子阿佐ヶ谷気分』などの映画を製作。
そして田丘広名義で『リアリズムと様式美 井川徳道の映画美術』『女優魂 中原早苗』などの編書もある。

ワイズ出版





2010年3月26日金曜日

ダーティ工藤(『石井輝男映画魂』監督)


ダーティ工藤(だーてぃ くどう)
監督、緊縛師。
1954年11月28日、北海道虻田郡倶知安町生まれ。
19才で上京後、浴びるように映画観る。
やがて映画評論家として活動を始め、「光と影 映画監督工藤栄一」「大俳優 丹波哲郎」(いずれもワイズ出版)を上辞。
1977年、人間狩りをテーマにした8ミリ映画『マッドハンター 恐怖の追撃』を初監督。
1999年、自伝的ドキュメンタリー映画『縄文式』と、仏メディカルアートの鬼才、ロマン・スロコンブの原案を元に撮影したキッチュな短編『AYAKOの退院』の二本立てを単館公開して、カルト的人気を得る。
その後、『殺人無頼帖』『縄文式2』『東陽片岡のカク!』『ふたつの女』『東陽片岡のあま~い生活』『東陽片岡のルサンチマン』などを製作・監督。
2010年、丸々2年の歳月を費やした故石井輝男監督のドキュメンタリー映画『石井輝男映画魂』を完成。
最新作は『ぴんくりんく緊縛篇』

2010年3月25日木曜日

石井輝男監督





石井輝男(いしい てるお)
映画監督。
1924年1月1日、東京府千代田区麹町生まれ。
1942年、東宝へ撮影助手として入社。1947年、新東宝の演出部へ籍を移し、渡辺邦男、成瀬巳喜男、清水宏などに師事する。
1957年、『リングの王者 栄光の世界』で監督デビューし、以後『スーパー・ジャイアンツ』『女王蜂』『地帯(ライン)』シリーズなどで切れ味のいい演出をみせて新東宝一の売れっ子監督となる。
1961年、倒産前の新東宝を離れ東映東京撮影所に籍を移す。
高倉健との初コンビとなる『花と嵐とギャング』を皮切りに、巧みなストーリー・テリングとモダニズム溢れる演出で、東映アクション映画に新風を吹き込む。
1965年には高倉健主演で『網走番外地』を監督し、シリーズ化される。
1968年からは『徳川女系図』に始まる東映京都の異常性愛路線を手掛け、その徹底したエロ・グロぶりに内外よりバッシングを受けるが、作品は次々とヒットした。その後も『忘八武士道』『直撃!地獄拳・大逆転』など、石井輝男テイストあふれる作品を監督するが、1979年の『暴力戦士』を最後に劇映画から遠ざかる。
1993年、つげ義春原作の『ゲンセンカン主人』で、14年ぶりに劇映画に復帰し、1995年には集大成ともいうべき『無頼平野』を監督する。
その後、石井プロダクションを立ち上げ、『ねじ式』『地獄』を製作・監督。
遺作となったのは、やはり同プロによる『盲獣VS一寸法師』である。
2005年8月12日、肺癌にて急逝。
享年81。







2010年3月24日水曜日

三ツ矢歌子氏




三ツ矢歌子(みつや うたこ)
女優。
1936年、大阪府堺市生まれ。
1955年、第4期スターレットとして新東宝へ入社。
同期に北沢典子、原知佐子(当時は田原知佐子)、万里昌代、朝倉彩子らがいる。
1956年の『君ひとすじ』で女優デビュー。
新東宝のマドンナとでも云うべき存在で、貴重な清純派として同社の倒産まで出演を続けた。1961年の新東宝倒産後はテレビに活動の場を移し、主に昼ドラマで活躍し、昼メロの女王と呼ばれた。
石井輝男監督のお気に入りで、『肉体女優殺し 五人の犯罪者』『スーパー・ジャイアンツ』シリーズ、『天城心中 天国に結ぶ恋』『戦場のなでしこ』『黒線地帯』と多く出演。
1960年、小野田嘉幹監督と結婚。
2004年3月24日、肺炎のため死去。
享年69才。

2010年3月23日火曜日

丹波哲郎氏


↑左・丹波哲郎氏、右・石井輝男監督


丹波哲郎(たんば てつろう)
俳優。
1922年、東京府豊多摩群大久保町字百人町(現:東京都新宿区百人町)生まれ。
中央大学法学部卒業後、創芸小劇場、文化座を経て、1952年、『殺人容疑者』で主役デビューし、新東宝に入社する。
その後は脇役ばかりの日々であったが、敵役、悪役として主演俳優を圧倒してしまうほどの強烈な存在感を見せた。
1960年、フリーとなり盟友となる当時フジテレビのデレクターの五社英雄とコンビを組み、アクションドラマ「トップ屋」で注目される。
同じ五社によるテレビ時代劇「三匹の侍」でスターダムにのしあがり、フリーの立場を生かして、主役や準主役として多数出演した。
『第七の暁』『五人の軍隊』『007は二度死ぬ』外国映画などにも重要な役で出演、『人間革命』『砂の器』『大日本帝国』『二百三高地』などの大作、話題作への出演も多い。心霊学と霊界に深い造詣を持ち、自ら霊界の宣伝マンと名乗った。
だが、2006年9月24日、肺炎のため自ら霊界へと旅立った。
享年85才。







2010年3月19日金曜日

名和宏氏





名和宏(なわ ひろし)
俳優。
1932年、熊本県熊本市生まれ。
1954年、新生日活の第1期ニューフェイスとして入社し俳優デビュー。
期待の新人として『怪傑耶茶坊』『地底の歌』などで主演するが、石原裕次郎の台頭により路線変更した日活を去り、1957年、松竹京都へ移籍する。だが、再び主役の座はめぐって来ず、1963年フリーとなる。
以後、重要な脇役として映画、テレビで活躍する。映画では『仁義なき戦い』シリーズの村岡組長、『温泉スッポン芸者』『温泉みみず芸者』の竿師段平役が忘れ難い。
石井輝男作品には『緋じりめん博徒』『やさぐれ姉御伝 総括リンチ』『直撃地獄拳2部作』などに濃いキャラクターで出演した。

2010年3月18日木曜日

荒井美三雄氏




荒井美三雄(あらい みさお)
監督。
1938年、東京生まれ。
東映の京都撮影所に配属され、今井正、田坂具隆、石井輝男、中島貞夫、工藤栄一などに助監督としてつく。
「異常性愛路線」では、バッシングのなか石井を強力にバックアップ。
『徳川女刑罰史』では脚本にも参加し、熱烈な石井輝男信奉者となる。1969年の監督デビュー作『温泉ポン引女中』で、土方巽一派を出演させて親交を深める。
1973年、関西で初めての土方巽自身の出演による舞踏公演を京都で実現し、舞台撮影を行う。
2003年、新たなパートを撮影して『土方巽 夏の嵐』として完成させ公開した。

2010年3月17日水曜日

本田隆一氏



本田隆一(ほんだ りゅういち)
映画監督。
1974年、神奈川県生まれ。
大阪藝術大学卒業後、日本大学に入学し映像藝術を専攻。
卒業制作として監督した16ミリ長編『東京ハレンチ天国 さよならブルース』が、2001年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門でグランプリを受賞。
その後、商業映画に進出し、『戦 IKUSA』『ハヴァ・ナイスデー』『GSワンダーランド』などを監督し、そのキッチュでポップな感覚で注目を集めている。
石井輝男の信奉者であり、遺作となった『盲獣VS一寸法師』では、実質メイン撮影を担当した。

2010年3月16日火曜日

下村健氏




下村健(しもむら たけし)
映画ライター。
1963年、千葉県生まれ。
1990年代の終わり頃に、石井輝男と知り合い、以来、主に宣伝担当として石井プロのスタッフとしてかかわる。
日本映画、特に1970年代以前の作品に造詣が深く、名画座や自主上映会などでのトークショーの司会を多数務める。
現在、自主上映サークル「シネマトライアングル」を仲間と主宰している。
 

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